■ 季節の食材 ■ スペインの食材を生かしたスペイン料理のレシピ
2008年夏号 「マリネ魚のフライ」 PESCADO EN ADOBO

材料
魚 (メロ、まぐろ、かつを、ロサードなどお好きなもの) 400g
にんにく 1片
小麦粉
パプリカ
オレガノ
こしょう
オリーブオイル、塩

マラガの代表的な郷土料理に海産物のフライがあります。海辺のレストランや街中のバルでもビールのおつまみとして、大変人気があります。今回は、夏にぴったりの魚料理を紹介します。
作り方
1. 魚は皮、骨などを取り除いて、一口大に切り分けます。からあげにするときの鳥肉の大きさ程度です。切り分けたら、ボールに入れます。

2. ボールに入った魚に、塩、こしょう、パプリカ、すりつぶしたにんにく、オレガノをふりかけ、そのうえにオリーブオイルをかけます。それらをよく混ぜ合わせて、2、3時間ほど寝かせます。

3. よくマリネできた魚の水気をよく切り、小麦粉をつけて、よく熱した油でフライにします。あつあつのままお召し上がりください。

街で食べるADOBOにはよく酸味の効いたものもあります。マリネするときにワインビネガーを加えるか、レモンをかけるなど、お好みにあわせて試してみてください。(吉岡 砂苗)

2007年秋号 「マラガ風ヒレ豚」 Solomillo de Cerdo a la Malagueña

材料
豚のひれ肉 1キロ
にんじん 1本
たまねぎ 2個
グリーンピース 100グラム
小麦粉 50グラム
ゆで卵 1個
ラード、バター、レモン汁
ナツメグの粉、だし汁(スープ)

 今回はそんな赤ワインとも相性がよく、この季節にぴったりのマラガの地元料理を紹介してみましょう。スペインの豚肉は臭みも無く安くて美味しいのでぜひ試してみてください。
作り方
1. 塩で味付けした豚のヒレ肉と、ラード、にんじんと玉ねぎをオーブンに入れ焼きあげます。ヒレ肉はかたまりのまま、にんじん、たまねぎは大きめに切ってローストします。

2. フライパンでソースを用意します。みじん切りにした玉ねぎをバターでよく炒めます。きつね色になったところで、小麦粉、レモン汁、ナツメグの粉、塩、だし汁(スープ)を加えます。それを濾し器でよく濾したものに、グリーンピースと細かく切ったゆで卵を加えて、ソースはできあがりです。

3. お好みの具合にロースト仕上がったヒレ肉を輪切りにしてお皿に盛り付けます。用意してあったソースを温めて、お肉にかけていただきます。(吉岡 砂苗)

2007年夏号 「アホ・ブランコ」 AJO BLANCO

アホ・ブランコ

材料
アーモンド 生 200g
にんにく 2片
オリーブオイル 250ml
ワインビネガー

マスカット

今回は、ガスパチョと並ぶスペインの代表的な冷たいスープ、アホ・ブランコを紹介します。白いにんにくスープという意味にとれますが、このスープの主役はアーモンドです。さっぱりとした夏の和食に慣れた私たちの胃には少し重いスープですので、お食事前に少量いただくとよいかと思います。

1. アーモンドの皮をむいて、数時間水につけておきます。後に沸騰したお湯でゆでます。
2. お湯からアーモンドを取り出し、水を切り、すり鉢に移します。にんにくと少量の塩を混ぜて、すりつぶします。
3. 次に、ミキサー Batidoraなどで、オリーブオイルを加えながら、ゆっくりと休まずにペースト状になるまでかき混ぜます。ペースト状になるまでに20分以上かかります。
4. いただく直前に冷たいお水を加えます。その際に分離しないように気をつけます。ワインビネガーと塩で味を調えて、スープ皿にうつします。
皮をむいたマスカットを浮かべていただきます。
氷を入れると、分離してしまいますので注意してください。栄養たっぷりの冷たいスープで、暑い夏を元気に乗り切りましょう。(吉岡 砂苗)

 
2007年 春号 「鯛のオーブン焼きカバ風味」 BESUGO AL HORNO CON CAVA
鯛のオーブン焼きカバ風味

材料
鯛 1匹(大きさは中程度)
玉ねぎ 2個
トマト 1個
にんにく 少々
カバ(辛口) グラス1杯
ローレル 1枚
魚介だしスープ カップ1
オリーブオイル
塩、こしょう

この季節、少しずつ薄着になり、冬の間に溜め込んだ脂肪が気になります。
今回は、ボリュームたっぷりなのに、カロリー控えめのダイエットに最適なお料理を紹介します。また、スペインが誇るカバ(発泡白ワイン)を使って贅沢感も加えてみました。

1. 玉ねぎと湯むきしたトマトを輪切りにします。耐熱皿に玉ねぎ、トマトを
重ねます。オーブンは180度に温めておきます。
2. 鯛のうろこ、はらわたを取り除き、塩、こしょうします。つぶしたにんにく1片を鯛にこすりつけて、香り付けします。味がよくしみこむように、鯛に切れ目を入れておきます。
3. 耐熱皿に敷いた野菜の上に鯛を乗せます。オリーブオイルを材料にまわしかけます。温めておいたオーブンに皿を入れて、10分ほど置きます。あらかじめ用意しておいた、魚介のだしスープを材料にまんべんなく流しかけ、ローレルの葉を乗せます。
4. 2-3分たったら、カバを材料に注ぎ、15分程、焼き上げます。焼きあがったら、鯛を切り分けて、野菜と一緒に盛り付けていただきます。(吉岡 砂苗)

2007年 冬号 「ミガス」 Migas
ミガス

材料
パン 500g (バゲット、田舎風パンなどお好みのパンを使ってください)
豚パラ肉、ベーコン 250g
にんにく 1個
塩少々
 

今回は、残ったパンを使ったスペインの簡単料理です。ちょうど日本で残ったごはんを利用して作るチャーハンのようなものですね。

1.数日置いておいたパンを細かく手でちぎり、軽く塩を入れた少量の水でしめらせてください。
2.ちぎったパンが全部入るくらいの大きさのフライパンを使います。
うすく油をひいて、にんにく一個をばらばらにしたもの(薄皮はついたままでかまいません)、豚肉、ベーコンを炒めます。
3.しめらせておいたパンをフライパンに入れ、全ての材料がきつね色になるまで、木べらでまぜながら炒めます。
ここでは、農園風のごくシンプルなものを紹介しました。お好みにあわせて、ピーマンやオリーブ、かぶなどを加えてもいいでしょう。また、にんにくなども使わず、パンだけを炒めて、ホットチョコレートと一緒におやつにするアンダルシアの地域もあるようです。(吉岡 砂苗)

2006年 秋号 「マラガ風アサリ蒸し」 Almejas a la Malagueña
マラガ風アサリ蒸し

材料
あさり 1KG
たまねぎ 1個
にんにく 1個
パセリ
小麦粉
パプリカ (辛味 色づけのスパイス)
オリーブオイル
塩、こしょう

今回はマラガ風にあさりを調理してみましょう。スパイスのパプリカを使いますので、色は辛そうに見えますが、実際にはそんなに辛くありません。辛味はお好みにより唐辛子などで調節してみてください。また、にんにくをたっぷり使いますが、においの気になる方はお好みで調節してください。
これからの冷え込む季節にうれしい一品です。

1. あさりは海水程度の塩水につけてよく砂抜きをしてください。砂がなくなるまでよく洗います。
2. たまねぎ、にんにく、パセリはみじん切りにしておきます。
3. オリーブオイルをたっぷりひいた鍋を火にかけ、あさり、みじん切りにした材料を入れ、小麦粉をまぶします。パプリカ、塩、こしょうを入れて混ぜ合わせます。
4. あさりの殻が開き、貝がやわらくなったら、できあがりです。熱いまま、お皿に盛っていただきましょう。 (吉岡 砂苗)

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